耶馬渓山崩れ、地下水で堆積土風化 最終報告「予測困難」 [大分県] – 西日本新聞

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 6人が犠牲となった4月の大分県中津市耶馬渓町の大規模山崩れについて、県の専門家委員会は26日、崩落現場一帯は地下水が集まりやすい構造で、固い岩盤の上に堆積した土が長期的に地下水に触れたために風化、崩落したとみられる、との最終報告を発表した。

 最終報告によると、崩落現場一帯は、水を通しにくい岩盤の上に少なくとも数千年前に崩落した土が重なっていた。地下水の影響で堆積土が粘土状に変化し、地滑りへの抵抗が弱まったとみられる。ただ直接的な引き金については特定に至らず、委員長の下川悦郎鹿児島大名誉教授(砂防学)は「予兆がなく、崩落の事前予測は極めて困難だった」との見解を示した。当初指摘した地下水位の上昇については「明確な根拠を得られなかった」とするにとどめた。

 最終報告を受け、県は年度内にも現場近くを流れる金吉川流域で、地滑りが起きる危険性のある区域の調査を開始。地形や地下水、地質などの条件が近い区域を特定し、危険性が高ければ対策工事を施すという。

 山崩れは4月11日に発生。住宅4棟が巻き込まれ、男性1人、女性5人が死亡した。

=2018/11/27付 西日本新聞朝刊=




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