絶景日本一周116/「九州のナイアガラ」鹿児島・曽木の滝 – 日刊スポーツ

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「九州のナイアガラ」と呼ばれる滝が、九州に2つある。1つは大分県豊後大野市にある「原尻の滝」だ。住宅街と田園地帯が折り混ざった景色の中に、突如として現れる広い滝。期待大で長時間運転して大分の内陸まで行ったものの、滝の上が工事中で風情ゼロ。絶景とは程遠く、打ちのめされた思い出が残った。

大分・豊後大野市の「原尻の滝」
大分・豊後大野市の「原尻の滝」

その「九州のナイアガラ」がもう1つ、と知ってもなかなか乗り気はしなかったけれど、鹿児島に来たついでにダメ元で寄ることにした。県北部の伊佐市にある「曽木の滝」こそが、もう1つのナイアガラ。薩摩川内から約1時間。ここも、原尻の滝並みに内陸までしっかりと足を運ばせる。「今度こそ!」と「またかなぁ…」が交互に思考を支配する。近くまで来たら、轟々とした水音が響いてきて、安心した。

激しく水が行き交う音がする曽木の滝
激しく水が行き交う音がする曽木の滝

滝そばまで来ると、否が応でも派手な看板が目に入った。「FREE Wi-fi」。そのココロは、ここで写真を撮ってすぐにSNSにアップしてください、といったところか。行政の自信ぶりを前面に出してくるだけあり、曽木の滝はすごかった。本物のナイアガラを見たことはないけれど、「九州の~」とか「東洋の~」と名乗るだけのスケールはあった。

「九州のナイアガラ」こと曽木の滝
「九州のナイアガラ」こと曽木の滝

最大落差は12メートルに過ぎないものの、200メートルを超える滝幅が見る者を興奮させる。右に左に広角から、規則性なくランダムに水が勢いよく流れて落ちていく。滝の豪快さは「高さ」だとばかり思っていたけれど、広角さからも豪快ぶりが伝わるのだと九州のナイアガラが教えてくれる。涼しく、心身爽快になれる場所だった。

曽木の滝の水の勢いはかなりのもの
曽木の滝の水の勢いはかなりのもの

暴れるだけ暴れて、疲れたのか。川内川の流れは、滝を終えると一気に落ち着くから不思議だ。清流だと言わんばかりにゆったりと流れていく。その下流1.5キロの地点にも、もう1つの絶景がある。夏にしかお目にかかれない光景、曽木発電所遺構だ。その名の通り、かつて発電所として使われていた建物が、朽ちて、川岸に残っている。

もう1つの絶景、曽木発電所遺構
もう1つの絶景、曽木発電所遺構

明治時代に建築されたレンガ造りの元・発電所。役目を終えた今は、普段は大鶴湖というダム湖に沈んでいる。洪水に備えて貯水量が下がる5~9月に、その姿を見せる。曽木の滝が「九州のナイアガラ」なら、曽木発電所遺構は「ラピュタの遺跡」などと形容されている。

曽木発電所遺構にズームイン
曽木発電所遺構にズームイン

この絶景コンビを求め、曽木を訪れる観光客が増えつつあるという。現地感覚でいくと、今後、ここは知名度全国区の観光スポットになっていく予感がする。【金子真仁】 



Wonderful View No.116 “The Waterfall of Sogi”

The Waterfall of Sogi is called “Niagara of Kyushu”. Water runs down the waterfall

width more than 200m. It is a very daring waterfall. There are power station remains of an ancient structure which sank into the dam in the down stream immediate place of the waterfall.

[DATA]

Address: 635-11, Ohkuchi-miyahito, Isa-shi, kagoshima-ken

Access: About an hour by car from Kagoshima airport

Parking: For about 180 cars


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