山崩落で1人死亡、5人不明 大分・中津 – 日本経済新聞

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大分県中津市耶馬渓町で山が崩落し、民家が巻き込まれた現場(11日午前)=共同

大分県中津市耶馬渓町で山が崩落し、民家が巻き込まれた現場(11日午前)=共同

 11日午前3時50分ごろ、大分県中津市耶馬渓町金吉で住宅の裏山が幅約200メートル、高さ約100メートルにわたって崩れた。4棟が土砂に巻き込まれ、うち3棟の6人と連絡が取れなくなった。県警や消防は計約200人を派遣し、捜索。同日午後に土砂に埋もれた状態で男性1人が見つかり、死亡が確認された。県から災害派遣要請を受けた自衛隊も現場に到着し、作業に当たった。

 市によると、死亡したのは岩下義則さん(45)。安否が分かっていないのは、21~90歳の女性5人。残り1棟の住人4人は逃げて無事だった。市は被災世帯を含む8世帯19人に避難勧告を出した。県によると、崩落した山の上部に亀裂が確認された。天候が悪化すればさらに崩壊する可能性もあるとして、慎重に捜索を進める。

 政府は首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。県は国を通じて土砂災害の専門家による調査を要請した。

 県は現場周辺を土砂災害特別警戒区域に指定していた。住民の間で地盤が弱い地域として知られ、以前にも近くで裏山が崩れることがあったとの情報がある。現場の裏山では1991年に強風で木が倒れたため、県が落石を防ぐ柵(高さ約3メートル、幅最大約50メートル)を三つ設置したが、土砂崩れを防ぐ役目はなかった。

 大分地方気象台によると、11日午前4時までの24時間で0.5ミリ以上の降雨は観測されていない。

 現場は、市中心部から南西約25キロの山間部。国道212号から分岐する県道を約1.5キロ山側に入り、近くには周防灘に注ぐ山国川支流が流れる。裏山が崩れた集落近くには水田があり、緩やかに蛇行する支流に沿うように、数軒単位の小規模集落が点在している。

 一帯は耶馬日田英彦山国定公園に指定。渓谷「耶馬渓」としても知られ、毎年約80万人が訪れる観光地でもある。〔共同〕




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