石垣島から伊良湖へ、漂流ヤシの実が縁つなぐ – 中日新聞

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恋路ケ浜を背にヤシの実を手にする(右から)浜さん、後藤さんと柴田さん=田原市日出町の伊良湖ビューホテルで

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 沖縄県・石垣島沖から流したヤシの実の持ち主と拾い主が対面するイベントが七日、田原市日出町の伊良湖ビューホテルであり、遠く離れた地に住む人たちの縁をつないだ。

 ヤシの実流しは、渥美半島観光ビューローが一九八八年から開いている。モチーフは伊良湖岬を舞台とする島崎藤村の詩「椰子(やし)の実」。「名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る」の一節にちなみ、石垣島から渥美半島・恋路ケ浜への漂着を願う。

 昨年五、六月に流した百七十個のうち、十五個が太平洋側の各地に流れ着いた。今回は、持ち主のうち岡崎市美合町の柴田一子(かずこ)さん(95)、拾い主として静岡県沼津市の市立第一小学校六年後藤桜子さん(11)と徳島県美波町の会社員浜直大(なおひろ)さん(52)が招かれた。

 柴田さんは小学生の後藤さんが地元の海辺で見つけたと知り「ひ孫みたいな子が」と感激。その拾い主は「ひとつのヤシの実に、こんなに大きな話があったなんて」と驚いた。

 漂着物の収集や研究が趣味という浜さんは「十五年前から知っており、いつか拾いたいと思っていた。漂着物との出合いは一期一会。ここに来られたのも何かの縁」と話した。

 (高橋雪花)

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