求む後継者 築166年のコーヒー店 – 毎日新聞

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惜しまれていったん休業する「珈琲談議所 嶋屋」(右端)=大分県日田市豆田町で2018年4月4日、楢原義則撮影



 大分県日田市の観光スポット、豆田町(日本遺産で重要伝統的建造物群保存地区)の「珈琲(コーヒー)談議所 嶋屋」が、15日を最後に休業する。築後166年の商家跡を利用した名店だ。約20年間にわたり市観光協会会長を務めた同店の経営者、石丸邦夫さんが昨年11月に73歳で亡くなったためで、長男の晶二さん(46)は「豆田のまちおこしのために1982年に開店した嶋屋をこのまま終わらせたくない」と故人の遺志を継ぐ後継者を募っている。【楢原義則】

 嶋屋は豆田町中心部の「魚町通り」にあり斜め前が広瀬資料館。観光客で最もにぎわうメインストリートだ。江戸期は幕府の西国筋郡代のお膝元の商家町として栄えたが、伝建保存会の波多野平・会長代行(72)は開店当時について「街灯もろくにない、うら寂しい通りで、もちろん観光客は皆無だった」と振り返る。

 そこで石丸、波多野さんら当時の若手がまちおこしを計画し、「人が寄り集まる場所を」と嶋屋経営に乗り出した石丸さんを後押しした。店舗は、小京都の風情にふさわしく細長で奧に坪庭がある木造2階建ての伝統的建造物を利用。その後、豆田町は押しも押されもせぬ観光地に育ち、2010年には嶋屋に皇太子殿下も立ち寄られたほどだ。

 晶二さんは「父と一緒に働いた母には持病があり、このまま閉店するのは避けたい。父たちの思いを汲んで地域と共に歩む継承者を探したい。家主の石丸本家もその意向だ」と話し、意欲ある人の連絡を求めている。連絡先は、晶二さん090・1084・4908。





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